セカンダリDNSは、お客様が運用するプライマリネームサーバーの情報(ゾーン情報)との整合性を保つセカンダリネームサーバーを提供するサービスです。
お名前.comでは負荷分散や障害対策のために通常は2台以上のネームサーバー(DNSサーバー)を必須としています。ネームサーバーをひとつしかお持ちでない場合は、セカンダリDNS(Slave)をご活用ください。
●費用
無料です。
●メリット
・ネームサーバーを1つしかお持ちではない場合もセカンダリDNS(Slave)の利用で負荷分散対策が行えます。
●設定方法
※こちらでもご確認いただけます。
- プライマリネームサーバーに「163.44.76.202」のゾーン転送許可を行ってください。
■BIND 9 の場合----------------------------------------------
zone "example.com" IN {
type master;
file "example.com";
allow-transfer {
// セカンダリDNSからのゾーン転送を許可する
163.44.76.202;
};
also-notify {
// zoneを更新したら通知する
163.44.76.202;
};
};
------------------------------------------------------------
■NSD 3, 4の場合--------------------------------------------
zone:
name: example.com
zonefile: example.com
// セカンダリDNSからのゾーン転送を許可する
provide-xfr: 163.44.76.202 NOKEY
// zoneを更新したら通知する
notify: 163.44.76.202 NOKEY
------------------------------------------------------------ - 管理画面 の情報変更欄「セカンダリDNS」よりプライマリDNSサーバーのIPアドレスを入力してお申込みください。
- セカンダリDNS(ゾーン転送)を利用するドメインは以下のネームサーバーを設定してください。
プライマリネームサーバー: 現在ご利用中のプライマリネームサーバー
セカンダリネームサーバー: 2nd.dnsv.jp
●注意点
※ドメインのネームサーバーには必ず「2nd.dnsv.jp」を設定いただきご利用ください。
上記設定以外での動作はサポートいたしかねますので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
※プライマリネームサーバーのNSレコードにも「2nd.dnsv.jp」を指定することを推奨します。
※ファイアウォールの内側に現在ご利用中のDNSサーバーがある場合、ゾーン転送を受け付けるために
TCP/UDPの53番ポートを開放する必要があります。
※設定後はプライマリネームサーバーのゾーン情報がリフレッシュされるまでお待ちください。
(SOAレコードのREFRESH値)
※恐れ入りますが、当項目でご案内させていただいておりますDNSサーバー自体の具体的な設定方法などに
つきましては、サポート範囲外となっておりますのであらかじめご了承ください。
※ドメイン廃止後、セカンダリDNS設定も削除されます。
※プライマリDNSとセカンダリDNSのゾーン転送が一定期間できない場合、セカンダリDNSで名前解決が出来なくなる場合がございます。
※プライマリDNSとセカンダリDNSのゾーン転送が30日間できない場合、セカンダリDNS設定が削除されます。