各レコードの意味は以下ご参照ください

レコードTYPE意味備考
AレコードA(Address)レコードは、IPv4でホスト名とIPアドレスの関連づけを定義するレコードです。「www」などのホスト名を入力し、VALUEにグローバルIPアドレスを入力することによって、ご利用いただくサーバーへの名前解決が行われます。MXレコードCNAMEレコード、NSレコードを設定するには、あらかじめ各レコードのVALUEに入力するホスト(FQDN)をAレコードとして設定されていることが必要です。
AAAAレコードAAAAレコードは、IPv6でホスト名とIPアドレスの関連づけを定義するレコードです。-
CNAMEレコードCNAMEレコードは正規ホスト名に対する別名を定義するレコードです。
特定のホスト名のDNSレコードについて、別のホスト名のレコードを参照させる時に利用します。
※正規ホスト名はAレコードが登録されている必要があります。
※特定のファイルやサブディレクトリを指定する事はできません。
※ホスト名なしのCNAMEレコードは登録することができません。
例)ドメイン名:abc.comの場合
【設定可能】
ホスト名:www
VALUE:www.example.com
⇒www.abc.comのDNSレコード名前解決しようとした場合、www.example.comのレコードが参照されます。
※www.example.comのレコードはexample.com側で設定されている必要があります。

CNAMEレコードはURLの転送とは異なります。Webサイトとしてアクセスした場合、
サーバーへのリクエストはwww.abc.comのホスト名で行われるため、
www.example.comのIPアドレスのサーバー上にwww.abc.comのWebサイトが存在しない場合はエラーとなります。

【設定不可】
ホスト名:空白
VALUE:www.onamae.com
⇒ホスト名なし(空白)のCNAMEレコードは登録できません。(Aレコードは設定可能です。)
MXレコードMXレコードは、対象ドメイン宛のメールの配送先(メールサーバ)のホスト名を定義するレコードです。

※ VALUEには、あらかじめAレコード設定を行ったホスト(FQDN)を入力してください。
※VALUEに入力するホスト(FQDN)が他社管理の場合、他社様にて該当ホスト(FQDN)のAレコード設定が必要です。
※VALUEには、ワイルドカードを使ったホスト(FQDN)の入力はできません。
優先値はメール配送先の優先度を設定します。(値が小さいほど優先度は高くなります。)
詳細についてはこちらをご参照ください。
設定方法はこちらをご参照ください。
NSレコードNSレコードとは、ゾーン情報を管理するネームサーバーのサーバー名を定義するレコードです。
※NSレコードのホスト名はAレコードが登録されている必要があります。
※お名前.comドメインサービス提供のDNSを利用する場合、以下制約があります
サブドメインのNSレコードのVALUEに01.dnsv.jp,02.dnsv.jp,03.dnsv.jp,04.dnsv.jpを設定することはできません。
・ホスト名が空白のNSレコードは登録できません。自動的にVALUE:01.dnsv.jp,02.dnsv.jp,03.dnsv.jp,04.dnsv.jpが設定されます。
・NSレコードを設定する場合は、同じホスト名でVALUEが異なる2種類以上のNSレコードの入力および追加が必要です。

例)
ドメイン名:abc.com
VALUE:dns1.onamae-example.com

ホスト名:subdomain
VALUE:dns1.onamae-example.comと設定すると、subdomain.abc.comで名前解決しようとした場合、dns1.onamae-example.comのネームサーバーを参照するようになります。
※subdomain.abc.comのレコード設定をdns1.onamae-example.com側で設定しておく必要があります。

TXT(SPF)レコードTXTレコードは、ホスト名に関連付けるテキスト情報(文字列)を定義するレコードです。
送信ドメイン認証の認証情報などを記述します。

お名前.comドメインサービス提供のDNSではSPFレコードの設定をTXTレコードとして設定できます。

実際に入力する内容は、ご利用されるサーバー毎に異なるため、詳細についてはサーバー管理者様にご確認ください。

SRVレコードSRVレコードは、負荷分散サービスの提供/冗長性の確保/サービスポート番号の通知を可能にするレコードです。サービス名:対象とするサービス(_httpや_ftpなど)
プロトコル:対象とするプロトコル (_tcpなど)
PRIORITY:同一サービスに対して複数のサーバーが指定されている場合、値が小さい方を優先します。0~65535が指定可能です。同じPRIORITYが指定されている場合は、WEIGHTフィールド値が参照されます。
WEIGHT:PRIORITYが同じものの中で負荷分散する場合の割合。同一サービスに対して複数のサーバが指定されており、それぞれのPRIORITYフィールドに同じ値が指定されている場合は、WEIGHT値で負荷分散を実現します。0~65535が指定でき、0の場合は負荷分散を行いません。
PORT:サービスのポート番号。0~65535が指定可能です。
DSレコードサブドメインDNSSECを利用するためのレコードです。

他社でDNSSECを設定し、お名前.comドメインサービス提供のDNSをご利用される場合に設定します。

※弊社提供のDNSSECを利用ご希望の場合、ドメインに設定するDNSサーバーはお名前.comドメインサービス提供のDNS(01.dnsv.jp~04.dnsv.jp)をご利用いただく形となります。それ以外のDNSサーバーではご利用いただけません

※ホスト名なしのDSレコードは登録することができません。

DSレコードは、KEYTAG・ALG・DIGESTTYPE・DIGESTで構成されています。

KEYTAG:0~65535の範囲の値が指定可能です。
ALG:3,5,6,7,8,10,12,13,14のいずれかが指定可能です。
DIGESTTYPE:1,2のいずれかが指定可能です。
DIGEST:DIGESTTYPEが1の場合は40文字、DIGESTTYPEが2の場合は64文字で、[a-f](小文字) のみ使用することが可能です。
CAAレコードSSLサーバー証明書を第三者が勝手に発行することを防止するためのレコードです。

認証局はSSLサーバー証明書を発行する際にDNSのCAAレコードを参照し、自分の認証局のコモンネームが設定されているか、 空の場合に証明書を発行することができます。 他社の認証局のコモンネームが設定されている場合は証明書を発行できません。
ホスト名:任意の値。
FLAGS:クリティカルフラグを設定する場合は値に128を指定します。それ以外の場合は値に0(ゼロ)を指定します。
TAG:issueまたはissuewildまたはiodef。
VALUE:認証局などが指定している値。

その他の項目の意味
 

項目意味備考
TTLTime To Liveの略称。パケットの有効期間を表す値となり、数値が小さいほどレコードの保持時間が短くなります。お名前.com提供のDNSレコード設定上での各レコードの初期設定は、以下をご確認ください。
Aレコード:3600
AAAAレコード:3600
MXレコード:3600
CNAMEレコード:3600
NSレコード:86400
TXTレコード:3600

※ご利用される接続環境等により設定いただいた値で反映されない場合も考えられますので、その際はご利用されているネットワークの管理者様へご確認ください。
※NSレコードのTTL値は反映時間の相違による混乱を避けるため、同じ数値での設定となります。変更は行えません。
ホスト名こちらをご参照ください 


DNSレコード設定はネームサーバー提供元で行う手続きとなります。
既に運用中のWEBサーバーやメールサーバーをお持ちの場合は、あらかじめ利用中のサーバーが外部DNSの利用を許可しているかご確認ください。

DNSレコードを設定したい場合、ネームサーバー情報をご確認いただき、現在の情報に合わせて以下対応をお願いいたします。

 ネームサーバー情報DNSレコード設定方法
101.dnsv.jp
02.dnsv.jp
03.dnsv.jp
04.dnsv.jp
以下ご参照のうえ、管理画面より設定可能です。
https://www.onamae.com/guide/p/70
2ns-rs1.gmoserver.jp
ns-rs2.gmoserver.jp
・レンタルサーバーRS利用の場合:
https://www.onamae-server.com/guide/rs/domain/#dns
・お名前メール(エコノミー/ベーシックプラン)利用の場合:
https://www.onamae.com/guide/om/domain/#dns
2dns01.gmoserver.jp
dns02.gmoserver.jp
・共用サーバーSD利用の場合:
http://guide.onamae-server.com/sd/4_16_20_98/
・お名前メール(ライト/スタンダードプラン)利用の場合:
https://guide.onamae-server.com/om/details.php?g=5
3上記以外まずはネームサーバー提供元にDNSレコードの設定方法をお問い合わせください。
1、2の方法で設定してしまうと、運用中のホームページやメールアドレスが利用できなくなる可能性がございます。
※ドメイン新規取得直後の場合は、WEBサーバー/メールサーバー提供元にDNS情報をご確認くださいませ。

 

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